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友人・職場の同僚が、がんになったら

勝手に行かず、花は避け、そして態度に配慮を

Q:

友人や同僚として、入院見舞の際の心得を教えてください。

入院見舞の際には、患者さんやご家族の気持ちや現在の状態を汲み取る、思いやりが大切です。患者さんの立場に自分をおきかえてみることで、必要な言葉や態度が見えてきます。3度にわたる、がんを経験された角さんに、入院見舞の心得をお聞きました。

角行之さん

答えてくださる方

角 行之さん
教育・経営コンサルタント/
エッセイスト

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ニュアンスを汲み取る

お見舞いに関してまず心がけてほしいのは、勝手に行かないということです。必ず家族に「お見舞いに行きたいのだけれど」と打診をして下さい。たいていは断られます。ここで大切なのは、ニュアンスを汲み取ること。「お忙しいのにわざわざ来ていただくのは申し訳ない」というような表現であれば、「でもぜひ行きたい」と伝えていいと思います。

しかし、来てほしくないと思っていることもあります。本当に切羽詰まっている時などです。この場合には「来ないでもらいたい」という意思が、返事の中から伝わってくるでしょう。

図書券、商品券などは喜ばれる

お見舞いに行くことになったら、何を持っていくかに頭を悩ませることと思います。よく生花がいいと言われますが、はたして本当でしょうか。ベッドサイドは広さに限りがありますし、そもそも、微生物が付着していることを理由に、生花を断る病院もあります。

果物もお見舞いの定番ですが、これも数が重なればそう簡単に消費できるものではありません。それに、食事制限がされている可能性もあります。

私が嬉しかったのは、図書券です。入院中のがん患者は、放射線治療を受けたり、抗がん剤の副作用に苦しんでいるときを除けば、意外と時間があるものです。本は、その時間つぶしの格好の相棒です。ご自身が「読んで面白かった本」は、気心が知れた仲ならいいでしょうが、実際のところは気に入ってもらえるかどうか、難しいでしょう。

また、さまざまな店で使える商品券も嬉しいものです。入院中は、パジャマ、ガウン、下着など、なにかと物入りです。こういったものをそろえたり買い替えたりするのに、たいへんありがたく使わせてもらいました。

いつもと変わらないように接する

さて、実際にお見舞いに行ってどんな話をするかという課題もあります。基本的には、いつもとなんら変わらないでいてほしいと思います。がんだからとか、入院しているからと言って態度を変えず、それまでと同じように接してもらえればと思います。

私が嬉しかったのは、病室に来てまで私に愚痴をこぼしたり、相変わらずメールで仕事の相談をしてきた同僚や後輩の存在です。そうやって頼りにされることが、私にとっては大きな励みになりました。

 
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Last Updated: 2018/8/03L.JP.OH.09.2014.0841